日本消化器内視鏡学会雑誌
Online ISSN : 1884-5738
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総説
新たな画像強調内視鏡の現状と位置付け
阿部 清一郎 牧口 茉衣斎藤 豊
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2024 年 66 巻 8 号 p. 1561-1569

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抄録

2020年にオリンパス社より新たなイメージプロセッサであるEVIS X1が市販化され,新たな画像強調内視鏡であるTexture and color enhancement imaging(TXI),Red dichromatic imaging(RDI)が登場した.TXIは消化管腫瘍性病変の視認性改善効果が示されており,実臨床における病変検出率の向上が期待されている.現状ではその臨床的有用性は臓器によって異なると考えられる.RDIはその特徴的な原理に基づいて,特にESD術中出血に対してストレスの少ない止血が行えることが示された.またESD以外の消化管出血に対する止血術における有用性も今後検討されるべきであると考えられる.

新たな内視鏡プロセッサおよび画像強調内視鏡の開発により日常診療におけるエビデンスが確立され,消化管内視鏡診断・治療のさらなる発展が期待される.

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© 2024 一般社団法人 日本消化器内視鏡学会
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