2025 年 67 巻 10 号 p. 1562-1568
症例は75歳男性.繰り返すS状結腸捻転に対して待機的S状結腸切除術を施行したが縫合不全を来し,横行結腸人工肛門造設術を行った.術後のCSで吻合部狭窄を認めたため,内視鏡的バルーン拡張術を段階的に3回行いΦ15mmまで拡張したところスコープ通過が可能となった.しかし短期間に再狭窄を認めたためバルーン径をさらに拡大して拡張を行ったところ穿孔したが保存的治療で改善した.その後のCSで再狭窄を認めたため,バルーン拡張術でΦ15mmまで拡張した後にトリアムシノロン局注とプレドニゾロン内服を行ったところ再狭窄は認めず,人工肛門閉鎖が可能となった.