日本消化器内視鏡学会雑誌
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症例
内視鏡的整復術を施行した腸管出血性大腸菌感染症による成人腸重積症の1例
江渡 悠竣 嶋田 奉広菅野 良秀山形 拓藤島 史喜清水 孟佐藤 宏樹渋谷 由太澤井 高志伊藤 啓
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2025 年 67 巻 9 号 p. 1436-1442

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抄録

症例は27歳女性.右下腹部痛を主訴に救急外来を受診した.CT検査で上行結腸に腸重積を認めたが,先進部に腫瘤性病変は判然としなかった.原因疾患の診断と整復術を一期的に行うため,X線透視下全大腸内視鏡検査を施行した.先進部は浮腫を伴った盲腸であり,内視鏡からの送気で容易に整復可能であった.整復後の盲腸に腫瘍性病変は認めず,粘膜の発赤,浮腫,びらんを認め,腸炎と考えられた.便培養検査でベロ毒素陽性の腸管出血性大腸菌O-157が検出され,腸管出血性大腸菌感染症による腸重積症と診断した.内視鏡的整復術は一期的に原因疾患の診断と整復が可能であり,迅速に適切な治療方針を決定しえた.

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© 2025 一般社団法人 日本消化器内視鏡学会
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