日本消化器内視鏡学会雑誌
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原著
大腸内視鏡検査前処置におけるPEG-Asc単剤の前処置所要時間と関連因子の検討
岡信 秀治 保田 和毅弓削 亮池田 敏庸岡本 拓也福田 佳保宮木 英輔河野 友彦南 智之古川 善也
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2026 年 68 巻 2 号 p. 119-126

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抄録

【目的】PEG-Asc単剤による大腸内視鏡検査前処置の有効性,および前処置に長時間を要する因子を明らかにする.

【方法】対象は外来患者237例(平均年齢64.2歳,男女比151:86).前日は下剤を投与せず検査食のみを併用し,当日はPEG-Asc2杯に対して水かお茶1杯を交互に服用する「2:1法」により前処置を施行した.有効性,安全性,前処置所要時間が長くなる因子を検討した.

【結果】PEG-Ascの平均服用量は1,474mL,平均前処置所要時間は189.6分,腸管洗浄度は99.2%が有効で,重篤な副作用は認めなかった.多変量解析の結果,前処置が180分を超える因子は,65歳以上の高齢者,検査前日と当日来院前の排便がないことであった.少量でも検査前日と当日来院前に排便があれば,排便がない群より平均前処置所要時間が有意に短かった.

【結論】本法は安全かつ有効であることが示された.検査前日や当日来院前に排便がある患者では,補助的な下剤の使用は必ずしも必要ではない可能性が示唆された.

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