2026 年 68 巻 6 号 p. 1157-1163
症例1は78歳男性.胃体中部小彎,長径55mmの0-Ⅱb+Ⅰ型早期胃癌.症例2は84歳男性.胃体中部後壁,長径27mmの0-Ⅱa+Ⅰ型早期胃癌.ESDを行ったがいずれもpT1b2,Ly1,V1で内視鏡的根治度(eCura)C-2であった.追加手術は希望せず経過観察したところ,それぞれ2年7カ月,3年1カ月目に胃小彎側のリンパ節腫大を認め外科切除を行った.症例1はNo.3a,症例2はNo.3a及び9に転移を認めたが,ともに救済手術が可能であった.早期胃癌ESD後eCuraC-2で経過観察され転移再発した場合,多くは遠隔転移で救済率は低いとされるが,今回救済手術が可能であった2例を経験した.