日本消化器内視鏡学会雑誌
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症例
7年間の経過観察後の手術で診断しえた上皮下病変様胃癌の1例
水野 翔馬 村上 坤太郎黒河 楓赤路 啓大西 紘平空地 真依梅村 壮一郎福岡 惠子安松 良子和泉 才伸
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2026 年 68 巻 9 号 p. 1529-1535

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抄録

症例は67歳男性.胃体下部大彎の上皮下病変に対して1年ごとに内視鏡で経過観察.経過とともに病変の増大と頂部の陥凹出現を認め,初回の内視鏡検査から7年後にEUS-FNAとボーリング生検を実施したが病理診断がつかなかった.胃局所切除術で高分化腺癌と診断し,追加切除を実施した.2年間以上経過観察された上皮下病変様胃癌の既報26症例につき検討したところ,自験例と同様に経過とともに病変が増大して頂部に陥凹が出現する例が多く,筋層以深に浸潤するものが11例,リンパ節転移を有するものが4例であった.上皮下病変様胃癌はできる限り早めに組織診断をつけるか,病変を摘出することが重要と考えられた.

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