日本消化器内視鏡学会雑誌
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内視鏡医療の革新と国際展開における日本の役割と課題
田尻 久雄
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2026 年 68 巻 9 号 p. 1587-1596

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抄録

筆者は2025年度の国際会議において海外のオピニオンリーダーと対談し,日本の役割と世界への貢献について意見を収集した.主な論点は,日本の内視鏡医療の国際的貢献と10年後の展望である.各専門家の見解には共通点があり,内視鏡AIやRobotics,臓器間治療など革新的分野の急速な進展,日本が有する高度な技術力・教育力・研究力に基づく国際的リーダーシップの維持強化の必要性が指摘された.また,日本発のエビデンス発信の重要性や,アジア諸国からの教育・研究・医療機器開発への強い期待も明らかとなった.世界の内視鏡医学は今,かつてない速度で進展している.こうした状況において日本が引き続き中心的役割を担い,国際医療の発展に寄与し続けるためには,長年受け継がれてきた伝統を礎としつつ,革新への不断の挑戦を続け,より広いグローバルな視野に立った戦略的取り組みが不可欠である.

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