日本消化器内視鏡学会雑誌
Online ISSN : 1884-5738
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内視鏡的に摘出し得た胃内異物の2症例と文献的考察
曽和 融生冬広 雄一中尾 昭治大北 日吉三木 篤志吉川 和彦松沢 博西脇 英樹深水 昭青木 豊明梅山 馨小林 絢三
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1979 年 21 巻 11 号 p. 1335-1342_1

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抄録
 従来,誤飲された消化管異物の摘出は開腹術にゆだねられていたが,消化器内視鏡技術と器種の発達により,積極的な内視鏡的異物摘出が行われている.最近自験2例を経験したので,この機会に本邦での報告例を集計し,文献的考察を加えた.自験1は45歳,女性,自殺目的に飲んだ口紅を1年6ヵ月後,内視鏡的に異物鉗子を用いて摘出し得た症例であった.自験IIは13歳,中学生,男子で,発作的にアパートの鍵をのみ,開腹摘出を希望,受診した症例であるが,ナイロン糸によるスネアー方式で摘出し得た例であった.これらの症例を中心に本邦での報告20例を集計し,使用器種,摘出方法,異物の種類,適応基準等について考察し,更に誤嚥異物の消化管合併症について文献的考察を加え,胃内異物に対する積極的な内視鏡的摘出の必要性を強調した.
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© 社団法人日本消化器内視鏡学会
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