日本消化器内視鏡学会雑誌
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直腸S状結腸管外性良性狭窄症例の検討
土居 幸子吉本 信次郎安井 浩一進土 義剛別府 真琴
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1979 年 21 巻 2 号 p. 218-227

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抄録
直腸S状結腸に狭窄を来す疾患は,腸管自身の病変によるものと,腸管外病変によるものとに大別される.骨盤腔はその解剖学的位置から,種々の部位の炎症性病変より炎症が波及し,膿蕩形成を来し易い.今回我々は,良性腸管外病変,即ち骨盤腹膜炎及び骨盤内膿瘍によるS状結腸の狭窄症例9例について検討した.施行した検査は,注腸X線検査,大腸内視鏡検査,血管造影検査及び動脈内色素注入内視鏡検査であるが,これら検査法の所見及び診断意義について述べた.骨盤内膿瘍,骨盤腹膜炎に起因する直腸S状結腸狭窄症の診断には,これら諸検査と臨床診断,臨床検査成績等を合わせた綜合診断が必要であり,また,骨盤膿瘍,骨盤腹膜炎の原因となった疾患の診断の重要性についても言及した.
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© 社団法人日本消化器内視鏡学会
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