日本消化器内視鏡学会雑誌
Online ISSN : 1884-5738
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拡大膵管造影の臨床的意義
赤司 文広早田 正典本田 昇司福嶋 弘道松永 研一藤岡 利生中村 憲章牧山 和也中口 規彦原 耕平原田 嘉文
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1980 年 22 巻 2 号 p. 235-246

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抄録
 47症例に通常のERPと拡大ERPを施行し,拡大ERPの軽症慢性膵炎における有用性について検討を行った. 通常のERPと拡大ERPとで読影可能な分枝の範囲を比較すると,拡大ERPにより読影可能な分枝の範囲が増加した. 両者で主膵管および膵管分枝における病的所見の出現について検討を行った.主膵管で21%,膵管分枝で25%の症例で拡大ERPにより,新しく所見が出現し,主膵管で37%,膵管分枝で66%の症例で所見をより明確に読影することができた. 5症例に組織学的検索を行って拡大ERP所見と対比したところ,拡大ERPで所見が認められた部にはそれに相当する組織学的所見が得られた. 拡大ERPは読影可能な分枝の範囲の増加と,所見の新しい出現および明確化に有効であり,特に詳細な読影を要する軽症慢性膵炎の診断に対して意義ある検査法であった.
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© 社団法人日本消化器内視鏡学会
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