日本消化器内視鏡学会雑誌
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食道・胃境界部早期癌の2症例
唐沢 洋一坂田 暉英平福 一郎畑野 良侍星 和夫村上 忠重安井 昭天羽 一夫
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1980 年 22 巻 2 号 p. 291-294_1

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抄録
 X線及び内視鏡検査の最近の発達によって食道早期癌の100例以上が報告されている. しかし,食道・胃境界部領域における早期癌の発見率はきわめて低いが,これは主としてこの部の診断が困難であることによるものである. 1976年11月から1978年8月までの1年9ヵ月間に4836例の内視鏡検索がGIF-P2を使用して実施されたが,これはこの領域における癌の診断を容易にするためであってその結果2例の早期癌をこの領域において発見することができた. 症例1:62歳女性高分化型腺癌 症例2:65歳男性表層拡大型扁平上皮癌(IIb)
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© 社団法人日本消化器内視鏡学会
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