日本消化器内視鏡学会雑誌
Online ISSN : 1884-5738
Print ISSN : 0387-1207
ISSN-L : 0387-1207
初発・再発別にみた胃潰瘍と腺境界
斉藤 満飯田 洋三竹内 憲原田 元多田 正弘後藤 一紀榊 信広岡崎 幸紀竹本 忠良
著者情報
ジャーナル フリー

1981 年 23 巻 3 号 p. 395-399

詳細
抄録
腺境界と胃潰瘍の関係については,すでに多くの報告がなされているが,今回われわれは正常および慢性胃炎症例455例と,胃潰瘍症例287例に内視鏡的コンゴーレッド法を施行し,萎縮パターンを観察するとともに,初発潰瘍131例について腺境界との位置関係を検討し,再発潰瘍156例との比較検討を行ったので報告する. 初発潰瘍では近接潰瘍74.8%,遠隔潰瘍20.6%,胃底腺内潰瘍4.6%,再発潰瘍では近接潰瘍55.8%,遠隔潰瘍39.1%,胃底腺内潰瘍5.1%であった.
著者関連情報
© 社団法人日本消化器内視鏡学会
前の記事 次の記事
feedback
Top