THE CLINICAL COURSE OF A CASE OF TUMOR EMBOLUS IN THE INTRAHEPATIC BILIARY TRACT WITH REFERENCE TO A DEVICE FOR THE LONG-TERM MAINTENANCE OF THE ROUTE FOR THE INSERTION OF CHOLANGIOSCOPE

TERUO KOUZU; KATSUYA KUGA; YOSHIKAZU YAMAZAKI; MASAHIRO MARUYAMA; TETSUSHI TANIGUCHI; TOSHINOBU TAKAHASHI; ROBERTO DANIEL TANI; SADAHITO USUI; KAZUO WATANABE; HIROYUKI HIRASAWA; MUNEMASWA RYU; HIROSHI NISHIJIMA; YOSHIJI WATANABE; TAKAO FURUKAWA; SHOICHI ONODA; MICHIO ODAKA; HIROSHI SATO

doi:10.11280/gee1973b.23.937

肝内胆管腫瘍塞栓の治療経過および胆道鏡挿入経路の長期確保の工夫

神津照雄, 久賀克也, 山崎義和, 円山正博, 谷口徹志, 高橋敏信, 谷ロベルト・ダニエル, 碓井貞仁, 渡辺一男, 平沢博之, 竜崇正, 西島浩, 渡辺義二, 古川隆男, 小野田昌一, 小高通夫, 佐藤博

著者情報

神津照雄
千葉大学第2外科
久賀克也
千葉大学第2外科
山崎義和
千葉大学第2外科
円山正博
千葉大学第2外科
谷口徹志
千葉大学第2外科
高橋敏信
千葉大学第2外科
谷ロベルト・ダニエル
千葉大学第2外科
碓井貞仁
千葉大学第2外科
渡辺一男
千葉大学第2外科
平沢博之
千葉大学第2外科
竜崇正
千葉大学第2外科
西島浩
千葉大学第2外科
渡辺義二
千葉大学第2外科
古川隆男
千葉大学第2外科
小野田昌一
千葉大学第2外科
小高通夫
千葉大学第2外科
佐藤博
千葉大学第2外科

ジャーナルフリー

1981 年 23 巻 7 号 p. 937-944_1

DOI https://doi.org/10.11280/gee1973b.23.937

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抄録

　52歳女性のicteric type hepatomaの1例に対して,肝部分切除後,胆管内の遺残腫瘍塞栓を対象に,胆道鏡下Fogarty cathete1による腫瘍塞栓の剔出,MMC20mgの動注およびコバルト60の外照射5,000radを施行した.これらの治療により胆管内腫瘍塞栓は,X線および内視鏡形態的には,速やかに治療効果がみられ,瘢痕性の平滑な粘膜面に変化したが,組織学的には変性も軽度で抵抗性を示した.本症例の胆道X線像,内視鏡像および生検組織像の推移を術後6ヵ月にわたり経過追求した.　またこのように胆道鏡挿入経路の長期確保の必要な症例に対して,従来の方法では患者側の煩わしさも大きく,その対策としてわれわれの開発したシリコン製の胆道鏡用留置カテーテルについて報告した.

責任著者(Corresponding author)

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