日本消化器内視鏡学会雑誌
Online ISSN : 1884-5738
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ERCPで認められた分葉胆嚢の1例
浅上 文雄河村 奨富士 匡清水 道彦有山 重美東 光生前谷 昇播磨 一雄川嶋 正男永富 裕二森戸 正俊天野 秀雄多田 正弘沖田 極竹本 忠良大下 芳人田辺 満彦篠山 哲郎長井 謙造林 謹也TAKESHI AIBE
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1981 年 23 巻 7 号 p. 996-1000

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抄録
 胆嚢の形鰕常のなかでも分難嚢は稀なもので調在まで11例の報告をみるに過ぎない.しかも,日常の臨床検査にて発見されることが少なく,11例の分葉胆嚢のうち,2例だけが排泄性膿造影で発見され.残り9例は開腹或は剖検時に認められたものである. 今回,われわれは,骨折にて形外科入院治療中の儲に,ERCP施行の機会を得たところ,分葉胆嚢を思わせる胆嚢の形態異常が認められた.あわせて,異常形態胆嚢に関し,胆嚢そのものの軸に着目し噺しい分類法を試みたので報告する.
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© 社団法人日本消化器内視鏡学会
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