日本消化器内視鏡学会雑誌
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同時性四重複癌の1例―病理剖検輯報5年間の分析とともに―
原口 靖昭吉田 隆亮勝屋 弘明古賀 孝
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1982 年 24 巻 2 号 p. 293-299_1

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抄録
悪性腫瘍は今や,医療上最も重要な課題の一つであるが,近年,その中でも重複悪性腫瘍が増加している.今回,われわれは食道の腺扁平上皮癌,胃の高分化腺癌,肺の扁平上皮癌,小細胞癌を同時に合併した極めてまれな同時性四重複癌の症例を経験した. 1974年から1978年の5年間の病理剖検輯報によると二重複悪性腫瘍の頻度は3.4~4.5%で,年々増加の傾向にあり,また四重複悪性腫瘍は年間1~5例であった.重複悪性腫瘍は男性の60~80歳に多い傾向にあり,臓器別には,胃,肺,甲状腺に多い傾向を示した.
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© 社団法人日本消化器内視鏡学会
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