日本消化器内視鏡学会雑誌
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2チャンネルファイバースコープを用いて砕石,除去しえた大きな柿胃石の1例
山口 孝太郎嶋倉 勝秀上野 一也白井 忠野沢 敬一古田 精市
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1982 年 24 巻 7 号 p. 1102-1108_1

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抄録
 2チャンネルファイバースコープを用いて砕石し,自然排泄により除去しえた大きな柿胃石例を経験したので報告する. 患者は40歳の女性で,5~6年前から上腹部不快感を訴えていた.今回上部消化管透視で約6×4×4cmの胃石を認めた.オリンパスGIF-P2による内視鏡検査時,胃石は可動性があり把持しにくかったため,オリンパスTGF-2Sを用いスネアで胃石を固定してから砕石した.胃石は組織所見とタンニンの存在から柿胃石と診断した. 柿胃石は本邦では胃石例の大半をしめる.従来は開復術で摘出されるものがほとんどで,近年内視鏡的に治療された例が散見されてきたが,大きな胃石は砕石が必要であり,その際胃石の可動性が最大の障害となる.このため2チャンネルファイバースコープを用いて固定し,その後に砕石する方法は,胃石の有力な治療法であると考え報告した.
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© 社団法人日本消化器内視鏡学会
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