日本消化器内視鏡学会雑誌
Online ISSN : 1884-5738
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胃上部に発生したIIa集簇型早期胃癌の1例
丸山 恭平大石 享佐藤 達之岡野 均依岡 省三内藤 英二布施 好信福田 新一郎児玉 正瀧野 辰郎岡田 勝弘山下 滋夫
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1984 年 26 巻 11 号 p. 1957-1963

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抄録
63歳男性にみられた胃上部のIIa集簇型早期胃癌症例を報告した.胃X 線,内視鏡では,噴門,穹隆部から胃体上部後壁に大小不同の不整な小隆起が密集し,発赤,びらんを伴なっていた.胃生検で腺癌と診断され,胃全摘術を施行した.病変は噴門部後壁中心に63×51mmの範囲でIIa型の小隆起が集簇し,一部IIbの部分もみられた.組織像はごく一部にsmへの浸潤が認められた高分化型腺癌であった.IIa集簇型はA・M領域を中心とするものがほとんどで,本例のようにC領域に存在し,長径61mmを越えた例は非常にまれなものと考えられた.
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© 社団法人日本消化器内視鏡学会
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