日本消化器内視鏡学会雑誌
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アメリカにおける消化器内視鏡検査の現状
杉村 文昭
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1985 年 27 巻 2 号 p. 282-285

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抄録
 最近6カ月間アメリカに滞在し,アメリカにおける消化器内視鏡検査の現状を見て来たので,特に日本の内視鏡検査との相違について報告する.アメリカではmeperidineとdiazepanの静注によって,呼びかければ覚醒し,施行医の指示に応じられる程度に意識レベルを落して,消化器内視鏡検査を行っている.上部消化管の内視鏡検査は,直視式のファイバースコープによって,全例に食道,胃,球部,十二指腸下行脚の観察を行っている.大腸の内視鏡検査は,原則として左側臥位で,X線装置やスライディングチューブを用いることなく,α ターンも行わずに,telescopingを主体とした方法で,上部消化管内視鏡検査なみのごく日常的な検査法として行われている.検査データーの整理には,パーソナルコンピューターがさかんに利用されている.最近アメリカにおいてelectoronic endoscopeが発売され,近い将来アメリカでは急速に普及するものと思われる.
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© 社団法人日本消化器内視鏡学会
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