日本消化器内視鏡学会雑誌
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十二指腸潰瘍患者における胃十二指腸粘膜血行動態の検討
福田 益樹川野 淳佐藤 信紘松村 高勝島津 亮永野 公一荻原 達雄辻 晋吾谷村 博久伊藤 敏文鎌田 武信
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1987 年 29 巻 3 号 p. 486-491_1

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抄録
十二指腸潰瘍患者22名,健常者18名において,十二指腸球部と十二指腸潰瘍辺縁粘膜および胃の粘膜血液量指標(△Er)とヘモグロビン酸素飽和度指標(粘膜酸素化指数;f)を内視鏡下に,臓器反射スペクトル解析法を用い測定し,十二指腸潰瘍存在時の十二指腸および胃の粘膜血行動態について検討した.その結果,十二指腸球部粘膜の血液量は潰瘍活動期に増加し,治癒期以後低下し元のレベルに復した.一方,潰瘍辺縁粘膜血液量は潰瘍活動期に周囲粘膜に比べて少なく,治癒期に増加し,その後瘢痕期に低下し周囲粘膜と同程度になった.一方,十二指腸潰瘍辺縁粘膜のヘモグロビン酸素飽和度はいずれの時期でも約60%と変化しなかった.また,十二指腸潰瘍患者の胃粘膜血液量は,潰瘍のステージに関係なく健常者に比べて常に多く,その血行はhyperdynamicな状態にあることが明らかとなった.
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© 社団法人日本消化器内視鏡学会
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