日本消化器内視鏡学会雑誌
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腹腔鏡検査が診断に有用であった胃サルコイドーシスの1例
三宅 周川口 憲二安原 高士岩野 瑛二杉山 明佐々木 俊輔尾上 公昭河野 宏
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1987 年 29 巻 5 号 p. 962-966_1

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抄録
サルコイドーシスは,原因不明の全身性肉芽腫性疾患であり,胃に病変を有することはまれである.著者らはこのたび,腹腔鏡検査が診断に有用であった胃サルコイドーシスの1例を経験したので報告する. 症例は49歳の女性で,59年7月に生汗と心窩部痛があり,胃透視および内視鏡検査にて粘膜下腫瘍様の隆起性病変をみとめた.60年4月の内視鏡下生検では,結核かサルコイドーシスと診断され,5月よりINHO.3g/日の内服を開始するも,病変は残存した.今度,胃病変を確診する上で腹腔鏡検査が有用ではないかと考え,精査のために再入院.腹腔鏡検査では,肝左葉に0.5~1.0cm大の白色結節をみとめゆ着はなく,生検上肉芽腫をみとめ乾酪壊死はなく,サルコイドーシスと診断した.従って,胃病変も本疾患と考えられた. 現在,約50例の胃サルコイドーシスの報告をみるが,著者らの症例では,肉眼形態および診断過程が特に興味深いと考えられた.
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© 社団法人日本消化器内視鏡学会
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