日本消化器内視鏡学会雑誌
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Billroth II法胃切除後症例におけるERCPとその治療への応用
嶋倉 勝秀, 滋野 俊, 山口 孝太郎, 長谷部 修, 宮田 和信, 古田 精市, 松田 至晃
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1988 年 30 巻 4 号 p. 712-719

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抄録
ERCPを施行したBillroth II法胃切除後症例(B.II症例)83例の成績を,1984年5月以降の最近とそれ以前の2期に分け検討した.ERCPの造影成績は最近ではERP72.3%,ERC70.2%であり,手技の向上とともに改善がみられた.最近の症例のうち8例にはEPT,ERBD等の治療手技を施行した.総胆管結石の2例はENBDを施行した後,ENBDカテーテルをガイドとしてニードルナイフを用いてEPTを施行し結石を除去しえた.また胃癌の転移による閉塞性黄疸の1例も同様の方法によりEPTを行いERBDを施行しえた.B.II症例のEPTは比較的困難と考えられているが,胆管への選択的挿管が可能な場合には,以上のような方法によりEPTが安全かつ容易に施行できるものと思われる.B.II症例のERCPの造影成績は手技の向上とともに改善されており,非胃切除例と同様にERCPが必要な場合には積極的に試みる意義は大きいと考えられた.
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© 社団法人日本消化器内視鏡学会
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