日本消化器内視鏡学会雑誌
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実地医家により発見された早期胃癌の内視鏡的切除例の検討
小沢 昭司, 井坂 勝利, 加藤 一雄, 倉井 亮, 染谷 守, 松岡 昭, 矢田 一, 竹腰 隆男, 高木 國夫
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1990 年 32 巻 7 号 p. 1727-1735

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抄録
 1979年から1987年の9年間に実地医家により発見され,3カ所の内視鏡研修会で検討された早期胃癌28例の内視鏡的切除を検討した.内視鏡的切除の施行された早期胃癌の肉眼分類はIおよびIIaの隆起型早期癌が12例で,IIcは16例で,近年IIcの症例が増加している.癌の大きさは直径2cm以上の症例では切除断端陽性率が高く,直径2cm以内のIIcでは,断端陽性率は低かった.組織型では,分化型腺癌の断端陽性率は低く,未分化型腺癌では,高かった.切除断端陽性例ならびにsm浸潤例には,胃切除が行われた.内視鏡的切除例の予後は,2年以内の他病死の1例を除き,5年以上の生存4例を含め,再発は無く,生存している.内視鏡的切除は安全で早期胃癌治療の根治性も高く,実地医家の早期胃癌診断能の向上により内視鏡的切除例は増加するであろう.
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© 社団法人日本消化器内視鏡学会
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