日本消化器内視鏡学会雑誌
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十二指腸静脈瘤2例
塩谷 昭子中江 遵義横山 彰介片山 裕之広瀬 誠弥竹内 伸之清水 達也土橋 重隆森下 久伊藤 秀一西岡 新吾
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1992 年 34 巻 10 号 p. 2373-2378_1

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抄録

 症例は43歳女性.橋本病にて経過観察中であったが,胃集検で胃角変形を指摘され,胃内視鏡検査を施行した.胃体下部前壁に易出血性の不整形びらんを認め,生検ならびに諸検査にて胃原発悪性リンパ腫の診断を得た.胃全摘術および脾摘術を施行,切除標本の免疫組織学的検討にてT細胞性リンパ腫と判明した.胃原発T細胞性リンパ腫はまれであり,また同じく免疫系統の異常の関与する橋本病との関連を考えると興味深い.

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© 社団法人日本消化器内視鏡学会
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