日本消化器内視鏡学会雑誌
Online ISSN : 1884-5738
Print ISSN : 0387-1207
ISSN-L : 0387-1207
胃および十二指腸からの内視鏡的虫体摘出によって確診を得たアメリカ鉤虫症の1例
大西 勇人鋤柄 宏磯部 智明福富 達也祖父江 吉助早川 富博星野 信宮治 眞武内 俊彦
著者情報
ジャーナル フリー

1992 年 34 巻 2 号 p. 408-415

詳細
抄録
 症例は74歳,農婦.鉄欠乏性貧血による眩暈,動悸にて入院.2回目の糞便虫卵検査で鉤虫卵を多数認めた.内視鏡検査にて胃角部から十二指腸下行脚に数匹の虫体を認めた.内視鏡的に摘出した虫体の形態的特徴によりアメリカ鉤虫と診断し,pyrantel pamoate投与にて駆虫し得た.鉤虫の胃寄生の観察例は文献検索上,本邦では1例のみであり,アメリカ鉤虫での報告例は見当たらなかった主内視鏡的虫体摘出は虫体の鑑別に有用であった.
著者関連情報
© 社団法人日本消化器内視鏡学会
前の記事 次の記事
feedback
Top