日本消化器内視鏡学会雑誌
Online ISSN : 1884-5738
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8年間経過観察されたPeutz-Jeghers症候群の消化管ポリポージス
嘉村 亜希子迎 慎二太田 弘昌上遠野 淳塩谷 敏夫佐久間 秀夫森藤 隆夫粕川 禮司
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1992 年 34 巻 2 号 p. 425-431_1

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抄録
 8歳時,皮膚粘膜色素沈着によって診断され,以後8年間消化管ポリープの経過を観察しえたPeutz-Jeghers症候群の16歳女性.初診時,胃ポリープを1個認めたが,12歳時の6か月間に27個に増加した.胃ポリープは半球状から有茎性の球状または分葉状で,その後の各々の発育速度は一定でなかった.8年間の経過中に,1個のポリープの自然脱落と1個のポリープ頭部の急速かつ不均一な発育を認めた.後者のダブリング・タイムは396.2日であった.大腸には2個のポリープが観察された.内視鏡下にポリペクトミーをおこなった.胃ポリープの組織像はHamartomatous polypおよびHyperplastic polypであった.大腸ポリープの組織像はTubular adenomaおよびHyperplastic polypであった.
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© 社団法人日本消化器内視鏡学会
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