日本消化器内視鏡学会雑誌
Online ISSN : 1884-5738
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妊娠中に内視鏡的切除術を施行した大腸ポリ:ボイド癌の1例
藤森 芳史赤松 泰次松尾 恭介長谷部 修上條 寿一武川 健二酒井 宏鈴木 章彦五十嵐 有規子宮林 秀晴古田 精市勝山 努
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1992 年 34 巻 2 号 p. 442-446_1

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抄録
 症例は30歳,女性.妊娠16週目に粘血便を訴え当科を受診.大腸内視鏡検査にてS状結腸に亜有茎性隆起性病変を認め,生検でGroup5と診断された.内視鏡所見より早期癌と考え,安定期に入った22週目に内視鏡的切除術を施行した.病理組織学的にはわずかに粘膜下浸潤を認める高分化腺癌で,脈管侵襲はみられなかったためそのまま妊娠を継続した.38週目女児を出産後,追加手術を行ったが,リンパ節転移や局所の遺残は認めなかった.
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© 社団法人日本消化器内視鏡学会
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