日本消化器内視鏡学会雑誌
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腹腔鏡番地分類法の改訂
島田 宜浩平川 弘泰梅川 康弘小畠 敏嗣
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1993 年 35 巻 2 号 p. 261-269

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抄録
 1971年に報告した,腹腔鏡番地分類法に対し,若干の修正と追加を行った. まず,肝硬変の結節径による分類では5mmを境界とし,5mm未満を10番地,5mm以上を20番地と定め,10番地にはウイルス性とアルコール性,20番地は両者以外の病因による症例が分類されることを想定した.ICG静注法の開発により,斑紋と周囲組織との識別が容易になったことから,斑紋間隙の広い症例を30番地に加えた.この場合,斑紋間隙の組織所見は慢性肝炎像を呈し,全体像はchronic hepatitis with cirrhosisの病態を示した. つぎに,C型慢性肝炎の腹腔鏡所見に対する研究からグリソン鞘の濾胞形成を示す黄白色小斑を1番地に,C型慢性肝炎時の赤色紋理を4番地に,それぞれ追加し,上記赤色紋理の続発所見とされる溝状陥凹を,新しく,5番地とした.
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© 社団法人日本消化器内視鏡学会
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