日本消化器内視鏡学会雑誌
Online ISSN : 1884-5738
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直腸孤立性髄外性形質細胞腫の1例
藤盛 修成大高 道郎桑原 敏行伊藤 良上坂 佳敬正宗 研
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1993 年 35 巻 8 号 p. 1889-1893_1

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抄録
 18歳の男性,主訴は血便.大腸内視鏡検査で直腸後壁に亜有茎性の隆起性病変を認めたため当科に入院,同病変をポリペクトミーした.切除標本の組織像で,形質細胞のびまん性増殖が認められ,免疫染色でIg-G・λ型形質細胞腫と診断した.多発性骨髄腫の合併は認められず,内視鏡的に切除し得た,孤立性髄外性形質細胞腫の1例について,文献的考察を加え報告した.
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© 社団法人日本消化器内視鏡学会
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