日本消化器内視鏡学会雑誌
Online ISSN : 1884-5738
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乳癌化学療法中に生じた食道粘膜剥離と考えられる1例
玉井 修奥島 憲彦友利 健彦出口 宝栗原 公太郎草野 敏臣武藤 良弘外間 章
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1994 年 36 巻 2 号 p. 351-355_1

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抄録
症例は64歳の女性で,5年前に乳癌根治術が行われ,平成2年7月,肝および骨転移に対して総量でADR90mg,5-FU 1500mg,CPA 900mg,MPA 14400mgが投与された.その後,悪心,嘔吐,前胸部痛および吐血を生じ,緊急内視鏡検査にて食道後壁にほぼ食道全長にわたる帯状の粘膜剥離と出血を認めた.IVH管理下に薬物療法等の保存的療法を行い臨床症状の改善を認め,約1カ月後に行った内視鏡検査では病変は再生上皮に覆われ治癒していた.
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© 社団法人日本消化器内視鏡学会
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