日本消化器内視鏡学会雑誌
Online ISSN : 1884-5738
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粘膜下腫瘍様形態を呈した胃癌の1例
小土井 淳則田中 信治島本 丈裕赤木 盛久西田 寿郎山中 秀彦藤村 二郎吉原 正治田利 晶春間 賢隅井 浩治梶山 梧朗嶋本 文雄松浦 寿二郎
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1994 年 36 巻 2 号 p. 343-350

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抄録
症例は44歳,女性.胃角部後壁に潰瘍を伴う粘膜下腫瘍様病変を指摘され来院.生検ではgroup Iであったが,悪性病変が否定しきれないため外科的切除を施行.病変は印環細胞癌を主体とした深達度ssγの進行癌で,リンパ節転移を認め,隆起の主体は膠原線維であった.これまで粘膜下腫瘍様形態を呈する胃癌は自験例を含め54例報告されているが,膠原線維の増生が隆起の主体であったものは本例を含め4例のみで,極めて稀と思われた.
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© 社団法人日本消化器内視鏡学会
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