日本消化器内視鏡学会雑誌
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下血を主訴とし緊急内視鏡検査にて診断し得た回腸結核の1例
村上 和成稲毛 強松永 研一藤岡 利生那須 勝森内 昭
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1995 年 37 巻 2 号 p. 337-340_1

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抄録
 症例は38歳,女性.突然の大量下血を主訴に入院した.下部消化管の緊急内視鏡検査により,回腸末端部の多発性潰瘍,びらんを認め,生検にて乾酪壊死,ラングハンス型巨細胞をまじえた類上皮細胞を伴う肉芽腫を認めた.肺野に浸潤影があり,喀痰検査にてガフキー5号を認め,肺結核に続発した腸結核と診断した.大量下血での発症は小腸結核では稀であり,また,緊急内視鏡検査においても全大腸内視鏡検査が重要であると思われた.
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© 社団法人日本消化器内視鏡学会
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