日本消化器内視鏡学会雑誌
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内視鏡検査既往のある胃癌314例の検討
細川 治岡本 理花海崎 泰治白崎 信二渡辺 国重津田 昇志
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1995 年 37 巻 3 号 p. 573-578_1

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抄録
 1979年から1993年までに当院で登録された胃癌,3,540例と胃内視鏡検査86,062件を照合し,診断以前に内視鏡検査既往のある胃癌318例を抽出した.このうち314例(早期癌261例,進行癌53例)の診断以前の内視鏡フィルムを検討した.その結果,癌が発見された部位に病変が見出せないものが149例(47.5%),病変が存在するもの110例(35.0%),観察が不十分なもの55例(17.0%)であった,進行癌の割合は,内視鏡検査から診断まで1年以内の9.9%から4年以上5年以内の31.8%まで,期間が長くなるほど増加した.フィルム再検討別では病変が存在する群では3年を越えると,病変を見出せない群では2年を越えると,進行癌の割合は急増した.従って内視鏡検査間隔はこの期間を越えない必要があると考えられた.病変が見出せない群の進行癌比率と,観察が不十分であった群の占居部位が胃体部に多いことから,内視鏡検査時の体部観察の重要性が確認できた.
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© 社団法人日本消化器内視鏡学会
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