日本消化器内視鏡学会雑誌
Online ISSN : 1884-5738
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出血性食道潰瘍を併発した食道アカラシアの1例
鈴木 孝良高安 博之木村 典夫鈴木 弘之山下 拓浅野 健甲田 勝昭矢野 潔和田 隆伊東 明美原澤 茂三輪 剛
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1995 年 37 巻 3 号 p. 581-587

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抄録
 症例は48歳男性.昭和58年より当院にて食道アカラシアと診断し加療中であった.平成5年3月,悪心・嘔吐とともに吐血を認め来院した.上部消化管内視鏡検査では,中部食道右後壁に拍動性出血を伴った露出血管を有する潰瘍性病変を認めた.露出血管に対し,内視鏡的クリップ止血術を施行した.食道アカラシアに食道潰瘍を合併することは少なく,さらに自験例は露出血管を有する潰瘍からの拍動性出血に対し内視鏡的止血術が奏功したまれな症例と考え報告した.
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© 社団法人日本消化器内視鏡学会
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