日本消化器内視鏡学会雑誌
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経頚静脈的肝内門脈大循環短絡術によるportal hypertensive gastropathyの変化
北野 善郎卜部 健小浦 隆義荻野 英朗寺崎 修一河合 博志柳 昌幸稲垣 豊金子 周一鵜浦 雅志小林 健一松井 修
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1995 年 37 巻 4 号 p. 720-726_1

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抄録
portal hypertensive gastropathy(PHG)の成因を考察するために,経頚静脈的肝内門脈大循環短絡術(TIPS)を施行した門脈圧亢進症9例においてTIPS前後の門脈圧,食道・胃静脈瘤および胃粘膜病変の変化を比較検討した.9例中8例は食道・胃静脈瘤破裂例で,うち2例にはPHGからの出血歴も認めていた.TIPSにより門脈圧は27.7±7.6mmHgから19.3±5.1mmHg(rnean±S.D)と有意(p< 0.01)に低下した.食道・胃静脈瘤は全例で改善し,7例ではRCサインの消失が得られた.胃粘膜病変も全例で改善し,特にsevere PHGの5例中4例はmild PHGの所見にまで改善した. 以上より,PHGの成因には門脈圧の上昇がより直接的に関与しており,またTIPSはPHGからの出血に対して有効な治療法となりうることが示唆された.
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© 社団法人日本消化器内視鏡学会
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