東京歯科大市川総合病院内科
小林医院
慶應義塾大学消化器内科
1996 年 38 巻 1 号 p. 64-70_1
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症例は,23歳女性で血便,貧血の精査目的で入院した.注腸,大腸内視鏡で潰瘍性大腸炎(UC)と診断,ERCPで胆管に狭窄や枯枝様所見がみられ,原発性硬化性胆管炎(PSC)の合併と診断した.血便が続きプレドニゾロン(PSL)を,投与したところ肝胆道系酵素の悪化を認めたが,減量により改善した.PSC合併UCは,本邦では約30例の報告があるが,PSL投与にて肝胆道系酵素の悪化を認めた例はなく報告した.
日本胃カメラ学会機関誌
日本内視鏡学会誌
日本内視鏡学会雑誌
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