日本消化器内視鏡学会雑誌
Online ISSN : 1884-5738
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短期間に急速に増大したPeutz-Jeghersポリープの1例
宮田 義史南 寛之中村 勇一下野 健治宇留島 一郎山筋 忠前之原 茂穂白尾 一定寺田 芳一島岡 俊治尾辻 真人美園 俊明西俣 嘉人西俣 寛人
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1996 年 38 巻 2 号 p. 353-358_1

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抄録
症例は13歳,女性.1989年母親がPeutz-Jeghers症候群(以下P-J症候群)で腫瘍死したため精査を受け,PJ症候群と診断された.1992年8月下行結腸の約2cmのポリープを内視鏡的に切除した.7カ月後,ほぼ同部位に約1cmのポリープが出現し.その12カ月後に約4cmと急速に増大したため,1994年4月結腸部分切除術を行った.組織診断は過誤腫で,Collinsの式で算出したdoubling tirneは110.3日であった.
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© 社団法人日本消化器内視鏡学会
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