日本消化器内視鏡学会雑誌
Online ISSN : 1884-5738
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腹部大動脈瘤破裂手術後に発症した壊死型虚血性腸病変の1例
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1996 年 38 巻 7 号 p. 1529-1534_1

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抄録
 症例は69歳,男性.腹部大動脈瘤破裂にて緊急手術を行った.手術後腹部膨満感が持続し,白血球上昇,黄疸,麻痺性イレウスが出現し,術後9日めに当科を紹介された.ガストログラフィンによる注腸造影で腸管外への漏れがみられたため,緊急手術が施行された.直腸~下行結腸まで虚血性病変がみられ中心部は全層性の壊死に陥っていた.手術時すでに敗血症の状態であったが,術後経過は良好で救命し得た.
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© 社団法人日本消化器内視鏡学会
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