日本消化器内視鏡学会雑誌
Online ISSN : 1884-5738
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著明な肝内胆管拡張をきたした孤立性肝嚢胞の1例
武田 一弥篠原 靖武井 和夫糸井 隆夫堀部 俊哉角谷 宏福田 定男斉藤 利彦
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1997 年 39 巻 1 号 p. 95-101

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抄録
症例は76歳,女性.肝機能障害にて当科を受診.腹部US,CTにて肝内胆管の拡張とS5を中心とする7cm大の肝嚢胞を認めた.ERCにて上部胆管に狭窄を認め,胆管癌を否定し得ずPTCDおよび経皮経肝胆道鏡(PTCS)を施行した.PTCSでは,胆管狭窄部は細長い間隙となっており,胆管壁は青味を帯びて盛り上がっていた.またPTCS下の胆管内超音波検査にて,狭窄部胆管壁外に接してecho freespaceを認めた.以上より肝嚢胞の圧排による胆管狭窄と診断し,経皮的嚢胞内エタノール注入による治療を施行した.
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© 社団法人日本消化器内視鏡学会
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