日本消化器内視鏡学会雑誌
Online ISSN : 1884-5738
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アミロイド沈着を伴った胃原発形質細胞腫の1例
小池 智幸斎藤 行世佐藤 勝久斎藤 道也小島 敏明大楽 尚弘山極 洋子大野 智之上野 孝治長瀬 慶一郎池谷 伸一遠藤 高佐々木 高志星野 英二
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1997 年 39 巻 10 号 p. 1805-1811

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抄録

 症例は49歳男性.1991年胃内視鏡検査で,胃角部大彎後壁側に中心に陥凹を伴う肥厚した皺襞を認め,生検でアミロイド沈着を確認した.他臓器にアミロイド沈着はなく限局性胃アミロイドーシスと診断し,経過観察とした.1993年再度の生検にて胃形質細胞腫を疑い,胃全摘術を施行した.病理組織学的検索にてIgA/κ型の形質細胞腫の粘膜下層までの増殖と,同部に一致するアミロイド沈着を認めた.形質細胞腫のアミロイド沈着との関与が示唆された.

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© 社団法人日本消化器内視鏡学会
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