日本消化器内視鏡学会雑誌
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十二指腸に瘻孔を形成した肝膿瘍の1例
久野 篤神谷 泰隆星野 信早川 富博伊藤 誠
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1997 年 39 巻 11 号 p. 2312-2317

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抄録
 症例は63歳男性.発熱と左季肋部痛のため入院.腹部超音波検査にて肝膿瘍と診断し経皮経肝的膿瘍ドレナージを施行した.チューブ造影にて下部で交通を有する2つの膿瘍腔を認め,経過中に一方の膿瘍腔と十二指腸との間に瘻孔を認めた.内視鏡検査では十二指腸球部に潰瘍を認めた.起炎菌は証明されなかったが臨床経過から嫌気性菌が疑われた.肝膿瘍の合併症として,消化管への穿通は極めて稀であるため報告した.
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© 社団法人日本消化器内視鏡学会
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