日本消化器内視鏡学会雑誌
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AA型消化管アミロイドーシスにおける上部および下部内視鏡像の検討
北村 玲子富永 静男斉藤 紀文高邑 裕太郎小金井 裕之梅沢 正大久保 賢治高邑 知生山内 裕代永瀬 肇鈴木 亮一関原 久彦中谷 行雄三杉 和章山本 和夫池内 孝夫
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1997 年 39 巻 12 号 p. 2386-2396

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抄録
 AA型消化管アミロイドーシス8例の上,下部消化管内視鏡像につき,その病理組織所見との対比検討を行った.食道は異常所見に乏しく,胃では発赤やびらん,潰瘍など多彩な所見がみられた.十二指腸では多発する微細顆粒状隆起が主体であった.大腸では発赤,びらんや地図状潰瘍が主体であったが,同一症例でも部位により異なる多彩な所見を示した.生検におけるアミロイド沈着陽性率は,十二指腸・回腸末端および結直腸では全例陽性で,以下胃(前庭部,体部)・食道の順に高率であった.特に十二指腸ではアミロイド蛋白の結節状の沈着が粘膜固有層を中心に著明かつ高頻度に認められ,内視鏡所見での微細顆粒状隆起に対応するものと考えられた.食道,胃,大腸に比べ,十二指腸ことに下行部に多くみられる微細顆粒状隆起は本疾患に特徴的な内視鏡像と考えられ,生検にも適し,本症の診断に有用と考えられた.
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© 社団法人日本消化器内視鏡学会
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