日本消化器内視鏡学会雑誌
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腹腔鏡補助下幽門側胃切除術の経験
丸野 要福田 直人山川 達郎
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1997 年 39 巻 12 号 p. 2440-2445

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抄録
 私共が経験した腹腔鏡補助下幽門側胃切除術施行症例は早期胃癌5例,術前悪性も否定しえなかった過形成ポリープ1例,平滑筋肉腫1例である.腹腔鏡下にリンパ節郭清(D1+No.7)施行後,endostaplerにて胃を切離し,次いで上腹部を約6cm開腹し腹腔外で十二指腸を切離した後,胃十二指腸を自動吻合器を用いてB-1にて吻合した.平均手術時間は4時間40分,平均出血量は140mlであった.6例の悪性疾患例はともに最長13カ月の観察で再発を認めていない.深達度mの早期胃癌,内視鏡下粘膜切除術や腹腔鏡下胃局所切除術では根治性が不確実な病変は,本法の適応と考える.
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© 社団法人日本消化器内視鏡学会
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