日本消化器内視鏡学会雑誌
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内視鏡的静脈瘤結紮術にて止血し得た十二指腸静脈瘤出血の1例
黄 麗明太田 慎一矢沢 麻佐子松崎 宸
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1997 年 39 巻 2 号 p. 221-225

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抄録
症例は64歳男性.平成7年近医で肝硬変と診断された.平成8年4月黒色便が出現し,出血源精査のため当院入院.上部消化管内視鏡検査にて十二指腸下行脚に中心部発赤陥凹を伴う静脈瘤を認めた.肝予備能不良のためEVLを施行し,効果的かつ安全に静脈瘤を消失せしめた.十二指腸静脈瘤の症例は少なく,未だ止血法が確立されていないが,自験例はEVLの十二指腸静脈瘤治療における有効性を示唆する症例と考えられた.
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© 社団法人日本消化器内視鏡学会
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