日本消化器内視鏡学会雑誌
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術中内視鏡検査が出血部位同定に有用であった小腸毛細血管性血管腫の1例
丸山 克之高橋 均前田 重成坂田 育弘松井 繁長高幣 和郎井上 良一足立 幸彦
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1997 年 39 巻 2 号 p. 239-243

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抄録
症例は69歳,男性.大量下血を呈し当救命救急センターに入院.小腸二重造影検査,腹部血管造影,出血シンチグラムの結果から回腸中部での出血性病変を疑った.下血が持続するために緊急開腹下に術中内視鏡検査を施行し,回腸に発赤・ビランを伴う小隆起を確認して切除した.病理組織学的に毛細血管腫と診断された.本症の発生頻度は稀であるが,重篤で致死的な経過をたどることもあり,迅速な診断及び治療が必要である.
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© 社団法人日本消化器内視鏡学会
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