日本消化器内視鏡学会雑誌
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20mm以下の進行大腸癌の粘膜内増殖様式とK-ras点突然変異とP53の免疫組織学的検討
大塚 誉子長廻 紘佐野 寧藤盛 孝博林 直諒
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1997 年 39 巻 4 号 p. 779-785

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抄録
 20mm以下の大腸進行癌粘膜内増殖様式およびK-ras点突然変異率とP53の免疫組織学的検討結果から大腸癌の発育進展を考察した.対象は,外科的に切除された最大径20mm以下の進行大腸癌31例で,粘膜内増殖はpolypoid growth(PG)とnon-polypoid growth(NPG)および中間型(INT:intermediate)に分類した. 症例の平均年齢は60歳であった.部位は,上行結腸1例,横行結腸4例,下行結腸7例,S状結腸15例,直腸4例,組織学的にはいずれも高分化腺癌で,うち2例は浸潤部で一部低分化腺癌を伴っていた.深達度はmp:19例,それ以下は12例であった.20mm以下の進行癌ではras遺伝子異常陰性,P53陽性の早期癌からの移行が多いと考えられ,しかもその傾向はより小さい病巣で顕著であることが分かった.
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© 社団法人日本消化器内視鏡学会
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