日本消化器内視鏡学会雑誌
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内視鏡的胃粘膜内点墨法の工夫
―リーマー法の開発と点墨剤の検討―
平尾 雅紀山崎 左雪高梨 節二石後岡 正弘内沢 政英高平 敏一草間 敬司
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1997 年 39 巻 4 号 p. 786-790

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抄録
 外科的胃切除および内視鏡的粘膜切除の際に病変の浸潤範囲を同定し,切除線決定のために粘膜内に点墨することは意味のあることである.そこで,粘膜面に滲みのない明瞭な点墨法について検討した. 局注針法:局注針を使用した.点墨剤はカーボンブラック15g,ポリビニールピロリドン(PVP)2g,これに無水エタノールを加えて100mlとした.24例45カ所に行い,良好な点墨は39カ所86.7%に得られた. リーマー法:局注針法の欠点を改良するために内視鏡用リーマーを作成した.点墨剤としてカーボンブラック20g,PVP2g,それに無水エタノールを加えて100mlとした.20例33カ所に施行し,30カ所(90.9%)に滲みのない明瞭な点墨を得ることができた. 結論:点墨器具としてリーマーが,点墨剤として20W/V%カーボンブラック(無水エタノールに溶解)が優れている.
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© 社団法人日本消化器内視鏡学会
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