日本消化器内視鏡学会雑誌
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超音波内視鏡が治療方針決定に有用であった結節集簇型大腸早期癌の1例
黒崎 哲也小林 徹也藤川 亨池内 健二穴沢 貞夫山崎 洋次藤崎 順子鈴木 博昭
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1997 年 39 巻 4 号 p. 808-812

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抄録
 46歳男性.便潜血精査のための大腸内視鏡で,Rbに結節集簇型の腫瘍を認めた.超音波内視鏡(EUS)で腫瘍の大部分は粘膜内に限局していると考えられたが粘膜下層にも円形の低エコーを認めた.低エコー部分はリンパ濾胞と判断し,m癌の診断で内視鏡的粘膜切除術を施行した.病理所見でも粘膜内にリンパ濾胞を伴うm癌であった.粘膜下のリンパ濾胞と癌の粘膜下浸潤は鑑別困難だが,鑑別可能な症例もあることを示した.
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© 社団法人日本消化器内視鏡学会
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