日本消化器内視鏡学会雑誌
Online ISSN : 1884-5738
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腸管出血性大腸菌(O157)による大腸炎の1例
保原 怜子高濱 和也渡邊 真徳田 敦野村 知抄中嶋 秀麿村居 譲大橋 儒郁神谷 雅人鈴木 理恵伴 雅彦中野 浩伊藤 圓黒田 誠
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1997 年 39 巻 4 号 p. 813-817

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抄録
 症例は20歳,女性.下痢,腹痛,下血,発熱を主訴に来院.便培養で腸管出血性大腸菌(O157)が証明された.大腸内視鏡検査では大腸の出血,浮腫,潰瘍,びらんが特徴的で,これらの所見は部位,区域によりびまん性ではなく,むらがみられた.注腸X線検査では右側結腸が浮腫状でびらんやthumb printing像が認められ,抗生剤起因性出血性腸炎の所見と類似していたが,潰瘍,びらんはより激しい腸炎の所見を呈していた.
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© 社団法人日本消化器内視鏡学会
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