日本消化器内視鏡学会雑誌
Online ISSN : 1884-5738
Print ISSN : 0387-1207
ISSN-L : 0387-1207
術後難治性胆汁漏出に対して内視鏡的経鼻胆管ドレナージ(ENBD)が有効であった肝門部原発の悪性リンパ腫の1例
井上 哲也小西 孝司江嵐 充治木村 寛伸前田 基一薮下 和久里村 吉威
著者情報
ジャーナル フリー

1997 年 39 巻 4 号 p. 831-835

詳細
抄録
 症例は46歳男性.肝門部原発の悪性リンパ腫に対し,胆嚢を含めた腫瘤の摘除術を行ったが,胆管右後枝への浸潤部の剥離の際に同部を損傷した.術後,ドレーンから多量の胆汁漏を認め,改善を認めないため,術後13日目にERCにて胆管右後枝分岐皮部からの造影剤漏出を確認し,その部を越えてENBDチューブを挿入し留置した.これにより腹部ドレーンからの胆汁漏出は急速に減少し,1週間で胆汁漏出部の閉鎖を認めた.
著者関連情報
© 社団法人日本消化器内視鏡学会
前の記事 次の記事
feedback
Top