INDUCTION OF REMISSION FOR THE FIRST ONSET OF SEVERE PANCOLITIS TREATED BY LEUKOCYTAPHERESIS ALONE

Koji SAWADA; Kunio OHNISHI; Ken FUKUNAGA; Tadashi KOSAKA; Akimitsu EGASHIRA; Hiroaki IZAWA; Genyou UETE; Shinji CHIKANO; Yoshiro YOKOTA; Yoshihiro NAKAMURA; Makoto Yamamura; Masamichi SATOMI; Takashi SHIMOYAMA; Kuniki AMANO; Yoshihiro YOKOYAMA

doi:10.11280/gee1973b.39.954

白血球除去療法単独で緩解に至った初発重症全大腸炎型潰瘍性大腸炎の1例

澤田康史, 大西国夫, 福永健, 小坂正, 江頭明盛, 井澤浩明, 植手玄洋, 近野真嗣, 横田芳郎, 中村好廣, 山村誠, 里見匡迫, 下山孝, 天野國幹, 横山吉宏

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ジャーナルフリー

1997 年 39 巻 5 号 p. 954-959

DOI https://doi.org/10.11280/gee1973b.39.954

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抄録

　症例は22歳の女性.腹痛,血性下痢,発熱があり近医で初発全大腸炎型重症潰瘍性大腸炎と診断.ステロイド治療を拒否され,患者自身が白血球除去療法を希望され当院転院となった.前医でのIVH栄養は続け,本治療無効時はステロイド治療に移行する了解のもと,本治療単独で治療を開始した.治療1回後より腹痛,発熱は消失し,3回後よりほぼ1日1回の泥状便となった.7回後,内視鏡的にも緩解となり退院された.本治療は単独であっても本重症患者の病状改善に有効であった.

責任著者(Corresponding author)

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